人気ブログランキング | 話題のタグを見る

鯨荘日記

kujiraso.exblog.jp
ブログトップ

修論口頭試問、NO-MA、驚いたことなど。

京都はこの日も暖かく、椥辻駅から歩いてもさほど寒さを感じません。
先に提出した修士論文の口頭試問を受けに大学へ行き、何とか無事終了しました。



15分程度自分の論文について喋って、あとは質疑応答の計45分間。もともと喋りは得意でなく、極度の緊張しいなこともあり、内容以前にちゃんと話せるか心配でしたが、どきどきしながら何とか終えて、質疑応答。社会学の考え方を引用していたため、専門の先生からいろいろと質問を受け、決して嫌いではない分野ながら基礎からの専攻ではない私はタジタジ。資料添付や副題についての根本的な指摘を受けて、自分の頭の中と論文が凝視するように近づきすぎて、いろいろと見えなくなっていたんだなぁと、試問中ながら本気で驚くと共に何だか力が抜けました。

終了後に同じゼミの院生さんと担当の先生と、研究室で「ああだったね」「こうだったね」と談話。二人とも卒業式は出ない組になりそうなので、3人で研究室で話をするのは学生生活では最後になったかもしれませんね。思い起こせば、最初の課題研究の時にも「初めまして」で、3人で話したような気がします。(そして私は新幹線に遅れそうになって猛ダッシュした気が・・・)

課題研究はゼミごとに個別に動いていたので、研究テーマは違っていたけれど同じゼミ生がいてくれて本当に心強かったし、先生には、本当に自由にさせてもらいました。お二人とも、どうもありがとうございました。

この日の夜は院生&先生のお疲れさま会が生協で行われました。会いたい人、会いたい先生もいましたが、そちらは失礼してこの機会にNO-MAへ行き、夜はなぜかこの連休に行程が京都の、職場の旅行一団へ合流。院の入試の時以来の観光客モードとなりました。

NO-MAに着く頃にはもう4時近くとなり、傾きかけた陽に照らされる街の様子は、またこれまでと異なった趣。NO-MAは入り口の造りが少し変わっていて、気候の変化にはこのほうが対応できるのかもと感じました。

2006ボーダレス・アート企画公募
「ウチナル音~身体音からの造形~」ボーダレス・アートギャラリーNO-MA
ハサミで紙片を細かく切り刻んでいったり、一定の手の動きで絵を書いたりする過程に、作家の内的なリズムを見出している、という展示でした。モニターが各作品ごとに用意されていたのですが、私だったらモニターはキャプションくらい目立たなくして、音と生み出された作品が中心になるような展示にするかな、と帰り道にテーマを改めて思い返して感じました。「身体音」という名づけも、ちょっとゆっくり考えてみたい気がします。ウチナルとだと顕在化された時には音じゃなくてもいいのかな、とか。あ、でもそれならやっぱりモニターの映像が必要なのか。

時間の都合で気持ちが焦っていて、一つ作品を見逃してしまったのも残念。ちょっと悔いの残る鑑賞になってしまったかな。でも、森本絵利さんの紙片は本当に砂のようにきれいだったし、サクサクサクと紙を刻んでいる音が随分耳に残りました。

週明けに、提出していた研修の論文が担当の先生から添削されて返ってきて、同じ班の人と担当した箇所を修正。最終的なまとめと提出を任されて、人が書いた部分についてどこまで手を入れてよいのか迷いつつ、表面をならすような形で加筆をして提出しました。

そのついでに担当の先生が勤めている大学のHPを見ていたら、学生向けのアナウンスがいくつか書かれていて、何とその大学では修士論文について、審査会を経て2月末までに、指摘を受けた箇所など直したものを修正版として再提出ができるとのこと。「えー、そんなのありなん」と思いながらも、まぁ学位は大学がそれぞれに与えるものだから、そういう裁量も自由なのかと考えました。自分自身指摘されたことが多いので、余計にうらやましいのかもしれません。
by kujira-so | 2007-02-10 00:31 | 102号室 仕事生活